4月22日(水)、株式会社Carritra様の講師派遣により、再び、岐阜県内のスポーツ用品メーカー様にてエルダー研修を実施しました。
今回は、入社数年を経て、新入社員のサポート役として期待される5名の社員の皆様を対象に、「エルダーとしての役割とコミュニケーション」をテーマに研修を行いました。
エルダーに求められる役割を理解する
研修前半では、近年の人材育成を取り巻く社会的背景や、エルダーに求められる役割について整理しました。
現在、多くの企業において、新入社員の早期離職やコミュニケーション不足が課題として挙げられています。その中で、日常的に関わるエルダーの存在は、単なる「仕事を教える先輩」ではなく、新入社員が安心して働き、主体的に成長していくための重要な支援者となります。
そのため、知識や業務経験だけではなく、「どのように関わるか」「どのように対話するか」が非常に重要になります。
テーマは「相手が主体的に動き出すコミュニケーション」
今回の研修では、特に“相手が自ら動き出すためのコミュニケーション”にポイントを絞って演習を行いました。
中心となったのは、以下の3つです。
聞く
質問する
承認する
「聞く」ことの重要性
コミュニケーションは、つい「伝えること」に意識が向きがちです。しかし実際には、相手の話をしっかり聞き、安心して話せる関係性をつくることが土台になります。
相手が何を感じ、何に困り、何を考えているのか。まずは丁寧に受け止める姿勢が、信頼関係の構築につながります。
「質問」が主体性を引き出す
また、相手に主体的な行動を促すためには、適切な質問を投げかけることが重要です。
「どうしたらできそう?」「何が必要だと思う?」といった問いかけによって、相手自身が考え、自分で答えを見つけていく流れが生まれます。
指示や答えを与えるだけではなく、“考える機会をつくる”ことも、エルダーに求められる大切な役割です。
「褒める」と「承認する」は違う
研修の中では、「承認」の重要性についてもお伝えしました。
承認は、単に結果を褒めることだけではありません。
成果に至るまでの努力や工夫に目を向けること。
また、「いてくれてありがとう」といった存在そのものへの感謝を伝えることも承認の一つです。
こうした関わりは、相手の自尊心や自己肯定感、自己効力感を高め、「もっと頑張ろう」「この会社で成長したい」という前向きな気持ちにつながっていきます。
実践を通して学ぶ3時間
研修では、講義だけではなく、実際にコミュニケーションを行う演習を多く取り入れました。
受講された5名の皆様は、終始積極的に取り組まれ、質問や対話を重ねながら、実践的にコミュニケーションのポイントを学ばれていました。
今回の研修で得た学びを、ぜひ今後の新入社員との関わりの中で活かしていただければと思います。
今後も、現場で活きるコミュニケーションや人材育成支援を通して、組織づくりに貢献してまいります。